
青面金剛神像庚申塔(練馬区田柄4-34)
今回は、豊島園通りで田柄高校角交差点から東に向かう田柄西道が、大きく南側に曲がっている三叉路のところです。
ここは今コンビニが建っているのですが、その横に青面金剛神像庚申塔が建っています。

高さは108cmのこの地域では標準的な大きさの庚申塔でしょうか。

青面金剛神像は、六臂で上の左手に輪になった羂索(法輪ではないと思われる)、下の左手に弓、上の右手に鉾状のもの(錫杖ではないと思われる)、下の右手に矢を持っています。上に日輪が二つ配置されているようです。
台座の所には三猿も配置されています。上の部分が出っ張っていて猿の部分が凹んでいるので、比較的猿がはっきりと残っています。

向かって右上には「一基諸願 奉造立庚申」と刻まれています。

また、向かって左側には「元禄十二己卯年 十一月廿八日」と刻まれており、1699(元禄12)年と17世紀の比較的古い庚申塔のようです。

また、下の部分には「上練馬内田柄村」と刻まれているので、地元の庚申塔のようです。
この青面金剛神像は少し削れているからかも知れませんが、口がかなりへの字口になっていて強面になっていると思います。でも、そこが愛嬌があってかわいいかもしれません。
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