
庚申塔(豊島区東池袋2-56)
池袋のはずれの帝京平成大学の校舎近くに庚申塔がありました。

豊島区による説明板が立っていました。「自然石」「天保十三年」と記されています。

「庚申」の文字だけの石塔です。もともとは稲荷社にあったものが、境内の整備によってこの地に移されたもののようです。
ビルの壁との間が狭いので見にくいのですが、裏の右側には「天保十三 壬寅 二月吉日」の文字がはっきり見えます。

つまり1842(天保13)年と江戸後期のものであることが分かりますが、文字ははっきりしています。
裏の左側には「大道村中」の文字が見えます。

豊嶋郡には「大道村」というのがあったのだろうか?調べても出てこない。ただ、昔の王子町に「大道」という字があったとか、北豊嶋郡の板橋に大道東、大道西という地名があったというのがみえるが、それくらいしか見当たらない。もともと移動してきたということだが、その前にも移動があったのかも知れない。
それにしても、池袋のど真ん中にこんなものがあるとは知らなかった。
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