
青面金剛神像庚申塔(練馬区石神井町7-1)
石神井公園駅に行く用事があり、富士街道沿いに庚申塔があったのでみてきました。

ここは、もともと富士街道の一里塚があったところのようです。

そこに笠付きで角柱型の青面金剛神像庚申塔があります。

上部には日月が配置され、一面六臂で合掌している二臂以外は、右手上に鉾、左手上に宝輪、右手下には矢、左手下には弓を持っています。

また、邪鬼を踏みつけ、その下には三猿が配置されています。

向かって左側の側面には、「延享三歳龍次丙寅十一月吉旦」と刻まれていますので、これが1746(延享 3)年と江戸中期のものであることがわかります。

なお、右下の方には「武陽豊嶋郡下石神井邑」と刻まれていますので、この下石神井村地域のもののようです。願主と並んで「講衆四十三人」が書かれています。

向かって右側には、「奉造立青面金剛一軀為講中現当安穏為」と刻まれ、先ほどの講中が奉納したものですね。でも、「青面金剛」とちゃんと刻まれているのは初めてみたかもしれません。
富士街道沿いには、このような庚申塔が数多くあったのだと思いますので、今後も探してみようと思います。
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