
青面金剛神像庚申塔(三宝寺)その1
石神井公園の西側にある池は三宝寺池というそうですが、その南に三宝寺というお寺があります。そこに庚申塔があるというので見てきました。

説明板によると不動明王を祀る真言宗のお寺だそうです。

奥にはこんな立派な観音像が立っていました。十一面観音像で平和観音というのだそうです。

このお寺の御成門を入って、その先の左手に石仏が並んでいます。

この写真の右から3番目が青面金剛神像庚申塔です。

だいぶ風化が進んでいますが、上部に日月、そして六臂の青面金剛神像が刻まれています。

合掌している手以外は、右手上には鉾、右手下には矢が、左手上には羂索?(蛇?)、左手下には弓を持っています。左手上が宝輪ではなく、細長くて蛇なのか羂索なのかが分かりにくいですね。ただ、長さが短いので蛇なのかも知れません。

下部には三猿があり、その上には二鶏がいます。鶏が歩いている感じなのもあまり見たことがありませんでした。

向かって右側には「元禄九丙子年」

左側には「十一月十一日」と刻まれています。1696(元禄 9)年なので、やはり比較的古い時期のもののようです。
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