信長の野望

日本史学習について考える…

史料を読もう

© 信長の野望 All rights reserved.

20173/17

安養寺の庚申塔(江戸川区平井6-53-1)

安養寺には、門を入ってすぐ右手に石造物がならんでいました。

その一番手前には庚申塔がありました。



笠付きの角柱の青面金剛神像庚申塔です。



上部に日月があり、足下には邪鬼を踏みつけているのでしょうか、足の横には二鶏があります。さらにその下に三猿が配置されています。六臂で、合掌している手以外では、上の右手に三叉戟でしょうか、上の左手は宝輪、下の右は矢、下の左は弓を持っています。ただ、下の手は横に張っていて変な肘の曲がり方をしているような感じになっています。



向かって右側の側面には、「奉供羪庚講中二世安楽 敬白」と記されています。そういえばこの前のさいたま市で「供□」と読めたのは「供羪」つまり「供養」だったのかも知れません。



向かって左側の側面には、「正徳五乙未歳九月吉日 同行二十五人」と記されています。1715(正徳 5)年ということは江戸中期のものですが、笠付きということもあるのか、保存状態はかなり良い気がします。文字が鮮明です。ただ正面の青面金剛神像の細かいところは風化してしまっていますが。

 

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村


その他・全般(歴史) ブログランキングへ

関連記事

 

 

 

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

20199/8

氷川神社富士塚(板橋区氷川町21-8 氷川神社)

都営三田線の板橋区役所駅から中山道を少し下がって、板橋本町との間に氷川神社があります。 [mappress mapid="178"]…

20198/25

徳丸富士(板橋区徳丸6-34-3 北野神社)

東武東上線の東武練馬駅からほぼ真北に向かったところに徳丸北野神社があります。 [mappress mapid="177"] …

20198/21

足立区栗原3(環7通)の青面金剛像庚申塔

西新井駅西口から北に向かって環状7号線に出たところの屋敷の角に庚申塔がありました。 [mappress mapid="176"] 2つの石像…

20198/12

千住柳原富士(足立区柳原2-38-1 柳原稲荷神社)

京成関屋駅及び東武伊勢崎線の牛田駅から北に約10分ほど歩いたところに、柳原稲荷神社があります。 [mappress mapid="1…

20195/5

大川富士(足立区千住大川町12−3 大川町氷川神社)

千住駅から日光街道(国道4号線)に出て、荒川の千住新橋を渡る手前を左に降りたところを少しだけ進むと、大川町氷川神社があります。 [m…

ページ上部へ戻る