
猫実の富士塚(浦安市猫実3-13-1 豊受神社)
浦安駅と新浦安駅の間にある豊受神社に行きました。
1枚目の鳥居の写真の正面奥にあるのが富士塚です。鳥居はちょっと古い感じでしたが、社殿は新しくて大きく立派なものでした。
社殿の向かって左側に浅間神社の富士塚はあります。高さは6m近くありかなり大きな富士塚です。
富士塚に向かって左側に富士塚の説明版、右側に浅間神社の説明版がありました。
子ども用に危険の札が出ているらしく、登った人がいるらしいのですが、この日は多くの人がいたので登るのは遠慮しました。なお、正面に丸不二講(総元講の流れか?)と山玉講の講碑が目立つようにあります。そして、そこには「當邑(実際には口と也)中」とあるので、この猫実の村にこの2つの講が関係していたのかも知れません。
正面から向かって右側には黒ボクでできた穴があります。胎内くぐりの穴なのでしょうか。
また、その穴の上の方にはなぜか天狗の像が飾られています。それも「清心元講」から奉納となっています。これは浦安の清心菩薩の講らしいのですが、この位置には小御嶽神社があることが多く、その関係なのでしょうか。
また、講に関係する碑がいくつか建っています。3つの上と真ん中には大正十二年の文字が刻まれていますので、最初の説明版にあった年号の通りで、この富士塚をつくった際に造られたものでしょう。
実は富士塚の裏側に回ってみたのですが、ここにも不二講による「不動ヶ石」があり、大正十二年の文字が見えます。ただ、この講の名前は丸に不二ではなく、山に不二なのですが、丸不二講なのでしょうか?それとも不二(富士)講のことなのでしょうか。
中腹には「烏帽子岩」も埋め込まれています。
脇にも登山道があるのですが、正面から登れるようになっているようです。
一合目は見えませんでしたが、「二合目」から「九合目」、そして「頂上」の標識がみえました。
途中六合目前後のところが平になっているようで、中道なのでしょう。
そして頂上には「浅間神社」の祠があります。富士塚のさまざまな要素をもったなかなか面白い富士塚でした。本当はぜひ登りたかったです。
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