
荒幡富士(所沢市荒幡748)
多摩湖周辺の三大(?)富士塚の最後は、西武鉄道狭山線の下山口駅から西武遊園地の方へ歩いていく荒幡富士です。
ただ、「ところざわウォーク」の地図にはしっかり載っていました。この標識の奥に富士塚はありました。
では、正面に回ってみましょう。
淺間神社の鳥居をくぐると社の奥に立派な富士塚が見えます。とてもきれいに整備された富士塚です。
説明版もしっかり出ています。所沢市のウェブサイトにも掲載されていますが、三島神社・氷川神社・神明神社・松尾神社の4つの社を淺間神社に合祀することになり、松尾神社の社地に移すとともに、15年もかけて富士塚を移設して整備したものだそうです。
淺間神社の社の向かって右側に登山口がありますが、そちらには松尾大神の石碑や猿田彦大神の祠と石碑もありました。その奥には石祠もあります。
登山道の最初のところには狛犬がいます。
またその横には大正10年建立の文人大町桂月選文になる荒幡新富士築山碑がありました。
一合目は少し離れてはかりにくいのですが、順に合目を示す石柱があります。
登山道はジグザグしていますが、このように段が整備され横には鎖の手すりがあって子どもでも安全に登ることができます。
登山道の途中には講碑を始め見えにくいですが小御嶽大神などの石碑が配置されています。講碑には丸にとの文字が刻まれているので所沢周辺の「丸と講」のものらしいです。
六〜九合目の石柱もありましたが、なぜか八合目だけ新しい気がします。
頂上はかなり広いスペースになっており、真ん中にこのような淺間神社の祠があります。
頂上からは見晴らしが良く西武遊園地の方も見えますが、晴れていれば富士山も見えるようです。
頂上の方から下を覗くとかなりの高さがあることがわかります。約12mらしいですね。気軽に来られるわけではないですが、是非晴れた日に富士山を拝んでみたいですね。
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