
大聖不動尊の庚申塔(さいたま市緑区大間木1907)
木曽呂の富士塚に向かう県道103号線の手前に大聖不動尊がありました。

駒型の青面金剛神像庚申塔です。下には邪鬼を踏みつけ、その下には三猿が配置されています。

上部に風化が進んでいるが日月が配置されています。六臂の青面金剛神で邪鬼を踏みつけています。正面の右手には笏、左手には何かを持っています。ショケラのようにも、羂索のようにも見えます。右の上に掲げた手には三叉戟だと思いますがかなり長い棒になっています。左の上に掲げた手には宝輪、右の下の手には矢、左の下の手には弓を持っています。ただ、矢は剣のようにも見えますね。

向かって右側の側面には「奉待庚申供□爲二世安樂也」と刻まれています。□は養の字だと思ったのですが、どうもへんとつくりがあるので違う字です。

向かって左側の側面には「宝暦元辛未十一月吉日」「施主八…」の文字が見えます。1751(宝暦元)年ということは江戸中期のものですね。風化が進んでいるのはやむを得ないのかも知れません。
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