
下山口自治会館の庚申塔(さいたま市緑区下山口新田18)
木曽呂の富士塚を見に行った際に、見沼代用水東縁の山口橋の手前には下山口新田稲荷社があり、その横に下山口自治会館がありました。
「庚申塔」という文字の庚申塔で、台に大きく「講中」と刻まれています。
なお、「庚申」の文字の上には日雲、月雲が配置されています。また台の上には穴が二つありますので、何かを飾っていたのかも知れません。
向かって左側の側面は壁があってきれいに撮れなかったのですが、「文化二乙丑天三月」と1805(文化 2)年のものであることが刻まれています。江戸中期から後期にかけてのものですが保存状態が良いですね。
向かって右側の側面には「足立郡」「下山口新田」とこの場所の地名が刻まれています。新田開発で集まった人々の講だったのかも知れません。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。