
青面金剛神像庚申塔(志木市本町2-9)
志木市にある田子山富士塚の横には青面金剛神像庚申塔がありました。
敷島神社の敷地、正面に田子山富士塚を見た場合、向かって左手の木の下にありました。

向かって右側の石像物が青面金剛神像庚申塔です。
面には3つ目の目をもち、迦楼羅炎と思われる光背の炎が見えます。六臂の青面金剛神は、合掌をせずに全部ものを持っています。右は上から三叉戟(?)、弓、中央に戈のような持ち手がある剣を持っています。左は上から宝輪、矢、中央にこの前の庚申塔でもみた「ショケラ」でしょうか。でもかなりハッキリと人型であることがわかります。また、不思議なことに、膝の間にも人の顔のようなものが刻まれています。これは何なのでしょうか。

足下には2疋の邪鬼を踏みつけています。2疋なのは他にはみたことがなかった気がします。その下には三猿が配置されているので、すぐに庚申塔かなと思ったのです。

向かって左側の側面には、「天保十五甲辰年」の文字が見えますので、1844(天保15)年と江戸時代末期のもののようです。
右側の側面も撮影したはずなのですが、ちゃんと撮れていなかったのか、どこかで間違って削除してしまったのかも知れません。またこちらの方に来ることがあれば確認してみたいと思います。
また、1枚目の写真の左側の石像物も庚申塔のようにも見えます。炎をイメージした石版に金剛神像らしきものがあるのですが、よくわかりませんでした。
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