
白鬚神社の富士塚(入間市野田562)
西武池袋線の元加治駅から徒歩で10分強のところにある入間市野田の白髭神社の富士塚を見てきました。ただ、電車の都合で入間市駅からコミュニティバスに乗りましたが…。


境内は広く、「野田ばやし」というのが有名らしいです。


落ち着いた雰囲気の神社ではありますが、境内に遊具もあって家族連れで遊びにきているような神社でした。

この本堂の向かって左奥に富士塚がありました。明治41年にこの神社のある入間市大字野田の字中池ノ上というところにあった浅間神社も祀ったとホームページには書かれているので、それと関係があるのかも知れません。




高さ1mほどの塚で正面の登山道を登ると「富士浅間宮」と刻まれた石碑があります。側面には「二丙寅二月」の文字が見えます。慶応 2(1866)年ということでしょう。その横には「野田郷」「願主」などの文字も見えます。下の台座には講元の世話人や講の人の名前がびっしりと刻まれています。

正面向かって右側には「正一位秋○(葉か?)神社」と刻まれた石碑がたっています。村社なのに「正一位神社」というのはどういうことなのでしょうか。

また正面向かって左側には祠がありました。
祠の左側には石碑が埋められています。


手前側のものは正面に「藤開山」と書かれているので、富士塚がつくられたときのものでしょうか。側面には「吉祥日」しかなく年号が切れています。

でも奥の石碑の上部に「明治二十○(五か?)年」とあり、正面には富士山のマークが刻まれていますので、折れた上部が奥にささった状態なのだと思われます。

高さ1mほどなので登山道は4段程度でした。

裏側は石とコンクリで固められていました。やはり比較的新しく整備されたものなのでしょう。
ここも情報が少ないので、ちゃんと調査されているものを調べないといけないと思いました。
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