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青面金剛像庚申塔

20128/26

青面金剛像の庚申塔(練馬区早宮3丁目)

地域の歴史を知る上で、地域に残る神社仏閣や石仏・石塔などは貴重な遺跡・遺物です。それらを尋ねて、自分の住んでいる地域の歴史を理解することを少しずつやっていきたいと思っています。

そこで、まずは今日子どもと出かけた時に通った庚申塔について紹介しようと思います。



練馬区早宮3丁目のよしや早宮店の横に小さなコンクリート製の祠があります。その中に、青面金剛像の庚申塔と地蔵菩薩像がおさめられています。

豊島郡下練馬村庚申塔

写真の右側に木が立っており、左側にはよしやの台車が見えます。場所は豊島園から平和台方面に向かっていく道沿いにあります。



 

左側の背の低いのが青面金剛像の庚申塔です。

青面金剛像庚申塔

 

だいぶ風化したのか表面が削れているので、分かりにくいところも多いのですが、一面三眼六臂で右手(上)に三叉叉を持ち、邪鬼を示すような目をつぶった顔を1つ踏みつけているので、庚申塔の本尊とされる青面金剛像と思われます。また、邪鬼の両側には鶏が左右に配置されています。ただ、右手(下)に持っているのは棒のようにも一瞬見えるのですが、左手(下)に持っているものが弓のようなので矢ではないかと思います。左手(上)は丸いものを握っているだけですが、法輪だったのかも知れません。持ち物にはさまざまなパターンがあるようなので、正しいのか分かりませんが。また、邪鬼にようにも見えますが、下の部分が猿ではなく胴体なのかも知れません。

下部にはつぶれて分かりにくいですが、たぶん三猿(みざる・いわざる・きかざる)が配置されているようです。

三猿

向かって左上には「宝永五戊子天二月吉祥日」と刻まれているので、宝永五年(1708年)に建立されたものでしょう。この前年が富士山の宝永大噴火の年で、武蔵国にも灰が降ったと言われているので、そんな大変な時期に作られたものだと思うと、興味をそそられます。

宝永五年

向かって右下には「武刕豊嶋郡下練馬之内」という文字が見えます。武蔵国豊島郡下練馬村だったこの地域の有志によるものでしょう。

下練馬村

ちなみに、よく見ると向かって左下に「宮谷戸西村」という文字が見えます。小字の地域を指しているのでしょう。

 

裏とかも見えると良いのでしょうが、中に入って見るわけにもいかず、今回は正面からだけですがこうやってみると、今から約300年前のこの地域のことが想像され面白いですね。

この下練馬村は豊島郡の中でも大きいのと、川越街道や富士街道が走っており、それらにそってこういつ石仏が置かれていたようなので、調べてみるといろいろあるのでしょう。また、前に子どもと近所の庚申塔を夏休みの自由研究で調べたことがある程度だったので、これを機会にいくつか見て回れると面白いと思います。

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