
荘厳寺の青面金剛神像庚申塔(練馬区氷川台3-14)01
荘厳寺に庚申塔が複数あるというので見に行ってきました。

像が4つ並んでいる中の右から2つめがこの青面金剛神像庚申塔です。ちょうど山門の影がかかってしまったので下が暗く写ってしまっています。

六臂の青面金剛神像で、合掌している手以外は向かって右側(左手)に法輪と弓、左側に矛と矢を持っています。上部には月と日が左右に配置されています。鶏や瑞雲はないようです。また、邪鬼をふみつけているようにはなっていないようで、その立っている台の下に三猿が配置されており、非常にシンプルな青面金剛神像だと思います。

向かって右側には「武刕豊嶋郡下練馬村」の文字とともに、その両側に「右か…六里」「左…」という文字が見えるので、街道の分岐点にでも置かれていて道標も兼ねていたのかも知れません。

向かって左側には「享保四 巳亥 年 三月十五日」「奉造立庚申待供養成就為」「講中二十人」の文字が見えます。1719(享保 4)年と江戸時代中期で比較的早めの時期のものであることが分かります。でも、文字はすごく鮮明なので保存状態は比較的良かったのではないでしょうか。
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