
別荘橋の青面金剛神像庚申塔(練馬区大泉2-59)
別荘橋の脇にある石像2つを見てきました。

その手前に2つの祠があります。

むかって右側の大きな祠が地蔵尊像で天明8(1788)年と江戸中期のもののようです。新しく飾られたものがあり、今でも大事にされているのがうかがえます。

むかって左側の小さい方の祠は、青面金剛神像庚申塔です。

だいぶ風化が進んでいて分かりにくくなっています。

六臂だと思われるのですが、合掌しているはずの手が不明です。右上(向かって左の上)の手には笏か鉾のようなものを持っているようにみられます。邪鬼を踏みつけているようにもみえますが、それもはっきりしません。日月や鶏、三猿などもわからないので、これが庚申塔ではないと考える場合もあるのかも知れません。

側面には「嘉永三 庚戌 年十二月」の文字が見えます。嘉永 3(1850)年ということは幕末期のものです。

反対側の側面も見てみましたが、崩れていてどうなっていたのかが分かりません。わかることが少なくて少し残念です。
なお、この長久保通りの坂を上がったところには、土支田地蔵がありました。

こちらもとても大事にされているのがわかります。
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