
駒形文字庚申塔(練馬区平和台1-28)
暖かくなって雪もない週末に、久々に庚申塔を見てきました。

ここのお宅の塀が凹型になっていて、そこに庚申塔があります。

高さは下に台がついているので1m強ありますが、塔そのものは1mもない駒形の文字庚申塔です。下の台には「當村東 講中」と刻まれています。この下練馬本村のものなのでしょうか。

正面に「庚申塔」の文字があり、上に日輪・月輪が左右に配置されています。向かって右側には「天保五年」左側には「午四月吉日」と彫られていますので、1834(天保 5)年と江戸時代後期のもののようです。下には「江戸道(?)」という文字も見えます。

向かって右の側面には、「北」「下祢りむま宿」「とたわたし道」と刻まれています。

向かった左の側面には、「南」「そうしかや」「たかたみち」と刻まれています。
今はほぼ北に向かってたっていますが、昔は東に向いて建てられていて道標も兼ねていたのかも知れません。練馬区の記録によると裏にも「西」と刻まれているらしいです。
庚申塔が道標を兼ねているのは他にも例がありますが、道なりに順に庚申塔を追いかけてみると、その様子がわかって面白いかも知れません。
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