
中里富士塚(清瀬市中里 3-991)
日枝神社の富士講から北西に約900m歩いたところに中里富士塚があるというので登ってきました。




説明版に寄れば丸嘉講武州田無組中里講社によるもので、柳瀬川の段丘に作ったとのこと。

今の柳瀬川はこんな感じでした。ちょっと距離はありますが、昔の川筋の段丘部分だったのかも知れません。


これが鳥居と富士塚の全体の様子です。富士塚は約10mもある立派なものです。




麓には富士講碑などの石碑が配置されています。3枚目のものは明治8年のもののようですが、丸吉講のマークが入っていますね。それに石碑の手前にはなんか顔を模した石像物があって面白いですね。

つづら折りの登山道があり登ることができます。

最初はコンクリで整備された階段がありますが、そこからは木で組まれた階段になっています。







登山道の途中には合目を示す石の標識がありました。ただ、一合目と七合目は分かりませんでした。でも、五合目は半分倒れているかのようで、石柱の影にありましたし、八合目は半分折れた上の部分が倒れて置かれているような感じでした。もしかしたら、あるのがずれて見えなかっただけなのかも知れません。




斜面の途中にもいくつか石碑がありました。3・4枚目はでも「高尾山」の文字が見えますので、富士講そのものの石碑ではないようです。5枚目は「小御嶽神社」と記され、両側に「大天狗」・「小天狗」の文字がありますから富士講のもののようです。


また、祠もありました。


さらに、ちょっと変わった石像物もあって、下のものは「庚申」の文字が見えます。庚申塔は麓にあるのですが、これは何を示しているのかはよく分かりませんでした。


頂上には2つの祠と石仏が刻まれた石碑がありました。この石仏は大日如来だそうです。


頂上から下を見下ろすと、こんな風に見えます。なかなか見晴らしが良いですね。9月にはここで火祭りがあるそうですが、きっと勇壮な感じなんでしょうね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。