信長の野望

日本史学習について考える…

史料を読もう

© 信長の野望 All rights reserved.

春日神社庚申塔

20129/5

庚申塔(練馬区寿福寺・春日神社)

前の早宮3丁目の庚申塔からほど近く、豊島園通り沿いの寿福寺近辺に3基の庚申塔があります。今日はその3つを紹介します。



この地域は、春日神社とその東側に真言宗豊山派最勝院寿福寺が隣接しているところで、春日神社に1基、寿福寺内に2基があります。

まず春日神社にある庚申塔です。

春日神社庚申塔

この庚申塔は春日神社の本殿の向かって左側(西側)に置かれています。写真を撮りに行ったときは、神社の方がちょうど掃除をされているところでした。
青面金剛像の庚申塔で、三眼六臂であることは分かるのですが、持ち物がはっきりしません。さらに下部にある三猿は存在はわかるのですが、近くで見るとかなり風化が進んでいることがわかります。

春日神社三猿

向かって右上には庚申のために造立された旨が記されており、その下には「宝永六己丑」「霜月吉日」と2行にわたって記載されています。

宝永六

この庚申塔は1709(宝永 6)年建立の比較的江戸時代では初期のもののようです。

向かって左側には「武刕豊嶋上練馬海老ケ谷戸村」という文字が見え、上練馬村の中の小字海老ヶ谷戸の地域のもののようです。

 

続いて、この春日神社の東側に隣接して寿福寺があります。その墓地の入り口のところに一つ庚申塔があります。

寿福寺01

これも青面金剛像の庚申塔です。こちらは、春日神社のものに比べるとはっきりとわかる庚申塔です。月日、二鳩も少し風化がありますが、存在が確認できます。また、踏みつけられている邪鬼は表情まではっきり分かります。

寿福寺01邪鬼

向かって右側には「宝永四丁亥天十一月吉日」という文字が記載されています。1707(宝永 4)年のもので、春日神社のものとほぼ同時期のもののようです。でも、この保存状態の違いはどうしてかと思ってしまいます。

寿福寺01年号

続いて、本堂の左手奥にもう1つの庚申塔があります。

寿福寺02

こちらもかなり彫りがはっきりした青面金剛像であることが分かります。踏みつけられている邪鬼にしても、三猿にしても顔の部分が丸になっているのが特徴的です。

寿福寺02三猿

でも、目の部分がまるになっているのが可愛い感じですね。

青面金剛像は三眼六臂で、この周辺の多くの庚申塔と同様に、左手に矛と矢、右手に法輪と弓をもっていますただ、正面の手は組んでいるわけではなく、左手に剣、右手に索をもっって索をもっています。

向かって右側には「延宝三卯年十月吉日」と記されており、1706(宝永 3)年のもののようで、前の二基の庚申塔と同時期にものです。また、向かって右側には「延宝三卯年十月吉日 武州豊嶋郡上練馬海老ケ谷戸村」という文字がどうにか読めます。

寿福寺02日付

この3基は18世紀初頭のほぼ同時期に作成され、主体も同じ地域のようです。でも保存状態でこんなにも違うのだということを感じさせられました。

関連記事

 

 

 

関連記事

  1. カッコいい!興味をそそりますね(^m^)

  1. この記事へのトラックバックはありません。

20198/21

足立区栗原3(環7通)の青面金剛像庚申塔

西新井駅西口から北に向かって環状7号線に出たところの屋敷の角に庚申塔がありました。 [mappress mapid="176"] 2つの石像…

20198/12

千住柳原富士(足立区柳原2-38-1 柳原稲荷神社)

京成関屋駅及び東武伊勢崎線の牛田駅から北に約10分ほど歩いたところに、柳原稲荷神社があります。 [mappress mapid="1…

20195/5

大川富士(足立区千住大川町12−3 大川町氷川神社)

千住駅から日光街道(国道4号線)に出て、荒川の千住新橋を渡る手前を左に降りたところを少しだけ進むと、大川町氷川神社があります。 [m…

20195/4

吹上観音百庚申

和光市に百庚申があると聞いたことがあったので、和光市駅からバスに乗って吹上観音下というところまでいきました。 [mappress m…

20181/28

五反野富士(足立区足立3-28-16 西宮稲荷神社)

東武伊勢崎線五反野駅と小菅駅の間に西宮稲荷神社がありました。 [mappress mapid="172"] 五反野駅から南に向かい、足立…

ページ上部へ戻る