
椿庚申様(杉並区善福寺1-33)
井草八幡宮の富士塚を見に行って、井草八幡宮の周りを回ったときに、祠にお線香を上げている方が居ました。実はそれが庚申塔でした。

立派な祠の中に青面金剛神像庚申塔がありました。

横には説明板が立てられていました。最初は杉並区のものかと思ったら、「椿庚申講中」のものでした。すごい。

だいぶ風化していますが、向かって左上部に月雲があり、右側にも日雲らしきものがあります。また青面金剛神像は合掌している六臂のようです。右手上は剣のようにも見えますが、金剛杵かも知れません。右手下は矢のようです。

下には三猿があります。
向かって右上には「奉奇進庚申爲二世安樂也」の文字が見えます。

また、向かって左上には「貞享三天□□願…」の文字が見えます。

立て札にあったように移築されたもののようですが、1686(貞享 3)年と江戸初期のもので、風化するくらい信仰されているということなのでしょう。

だって、雨が降ってきたのに、ちゃんとお線香をあげに来ているんですから…。
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