
青面金剛像庚申塔(板橋区上板橋2-18)
旧川越街道を移動したときに、練馬区と板橋区の区境のところで青面金剛像庚申塔を見つけました。

だいぶ風化が激しくて彫りが浅くなっている感じで分かりにくいところもある青面金剛像庚申塔です。
よくみると一面八臂のもので、合掌している以外には、法輪、戟、弓、矢、棒状のものを持っています。左の一番下の手には何を持っているのかが分かりませんでした。持っていないように見えます。

下部には真ん中に顔のある邪鬼を踏みつけ、その下のは三猿がいます。真ん中の言わざるの手がうっすら見えるので分かる程度です。

向かって右側の側面には「奉□□青面金剛像」という文字が見えます。ちょっと風化があって文字がしっかり読み取れません。

向かって左側は壁があってよく見えないので、とりあえず写真だけ撮ってみました。そこには「元文四」の文字が見えます。1739(元文 4)年と江戸時代中期のものであることが分かります。奥には「豊嶋郡」の文字も見えます。ここは下練馬宿の江戸側の入口にあたる場所のようで、この宿場町のものであると想像されます。なぜか板橋区にも練馬区にも公式Webに記載がないので不明なことが多いですが、もっと分かると面白いかも知れません。
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