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201312/10

小治兵衛窪庚申尊(板橋区成増2丁目6番地)

川越街道沿いの成増駅近くに小治兵衛窪庚申尊というのがあるので見てきました。

この庚申塔は、成増駅より川越街道を東に向かってしばらくのところにあり、高島平警察署赤塚交番と道路を挟んだところにあります。

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ご覧の通りちゃんと保存された史跡になっています。奥にその由来が書いてある札が立っていますが、次のように書いてあります。

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庚 申 塔
庚申庚申 (かのえさる)の日に、近隣の人々が集まり豊作や健康を祈る行事を庚申待庚申待 という。この供養に立てたのが庚申塔庚申塔 である。
この塔の正面には六手を持った青面金剛青面金剛 が陽刻してある。手に弓矢、宝剣を持ち、頭髪は上指て三猿三猿 の上に座っている。座像彫刻は比較的珍しい塔である。右面には武州豊嶋郡狭田領上赤塚村とあり、左面には天明3癸卯(みずのとう)年2月吉日と刻んである。庚申様は道祖神道祖神 として交通安全や町内安全の守り神ともなっている。
このあたりは「小治兵衛久保」という地名で呼ばれていた。また、「橋を作ってくれた盗人小治兵衛」の民話が残っている。この民話と共に古くから残る庚申塔は一度は松月院松月院 に永代供養永代供養 を依頼した時期もあったが、成増成増 南町会周辺の数少ない史跡として、再びこの地に安置し、町民の心の支えとして、末永くお祭りすることにした。
昭和63年1月吉日
成増南町会氷川神社管理運営委員会

小治兵衛窪というのは人名だと思っていましたが、そのまま人名にもなっていることに驚きました。

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説明にもあったように、青面金剛坐像のもので、それでも高さがあるのは今までに見たことはなかった気がします。青面金剛像はだいぶ風化が進んで見えにくくなっていますが、左の上の手に宝輪、左の下の手に弓、右の上の手に宝剣、右の下の手に矢をもっています。また、下には三猿がいます。

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その下にはこの像の願主が刻まれています。

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向かって左側面には、「天明三癸卯年二月吉日」とあるので、1783年と比較的新しい庚申塔であることがわかります。

 

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反対側には「武品豊嶋郡□田領下赤塚村」と記されています。この地域のものですね。

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さらに右側には「百七十周年記念碑」まであります。

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こんなにしっかりと保存されているとは知りませんでした。成増も庚申塔が多いようなので、順に見に行こうと思います。

 

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