
観音寺の青面金剛神像庚申塔(足立区綾瀬4-9)
綾瀬駅北側にある観音寺には聖観音立像庚申塔の横に青面金剛神像庚申塔がありました。

庚申塔の説明板の下(手前)に今回の青面金剛神像庚申塔はあります。

上部に日雲が2つでしょうか。月雲は基本は三日月が多いから勝手にそう思っているだけで、一方は月雲なのかも知れません。

怒りの顔の青面金剛神像。六臂で、右手上が三鈷杵、右手下が矢、右手前が剣を、左手上が宝輪、左手下が弓で、左手前がいわゆる「ショケラ」といわれる女人像(剣人型像)があります。私は「ショケラ」を初めてちゃんと見ました。

下には邪鬼を踏みつけ、その下に三猿が配置されています。

向かって右側には「庚申講中廾五人」という文字が。

向かって左側には「寛政十戊午十一月吉日」という文字が見えます。寛政10(1798)年ということは18世紀末でそんなに古い時期のものではないようです。
話には聞いていましたが、初めてショケラを見ました。ただ、もっとはっきり人と分かるものもあるらしいので、そんなのを見つけられたらと思います。
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