
青面金剛神像庚申塔(練馬区貫井1-6)
西武池袋線の中村橋駅に行く用事があったので、ついでに庚申塔を見てきました。

立派な祠の中に青面金剛神像庚申塔があります。生花も飾られていて、大事にされている感じがします。

上には月と日と鶏が配置されています。一面六臂で、合掌している手以外は、左手上には宝輪、下には弓、右手上には矛(?)、下には矢を持っています。どれも鮮明に見ることができます。

下は少し風化した感じですが、邪鬼を踏みつけ、さらにその下に三猿がいます。
横には燈篭が立っています。

そこには「奉納」「青面金剛」「文化十酉年」「九月吉日」と記されています。この燈篭が1813(文化10)年に奉納されたのでしょう。ということは、この庚申塔はそれよりも前ということになります。

庚申塔の向かって左上は「宝暦二年」と記されていますから、1752(宝暦 2)年と江戸時代中期の庚申塔であることが分かります。先ほどの燈篭はそれからかなり経ってからのもののようです。

向かって右下には「上練馬村貫井 施主 撰中」という文字が見えます。この貫井地域のものですね。
西武池袋線沿線の商店街にはこのようなものが大事に残されているのでしょうか。なかなか見所がありそうです。
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