
青面金剛像庚申塔(練馬区春日町1丁目)
普通では見過ごしてしまうところに石碑があったりしますが、そんな庚申塔の例として、練馬区春日町1丁目30番にある青面金剛像庚申塔を紹介します。場所はこちらです。
そして、そこにある庚申塔の写真です。写真の左側に番地を示す標識があるので分かりやすいですね。

でも、見て分かって頂けると思いますが、曲がり角にわずかに凹んだところに置かれているのですごく分かりにくくなっています。角に置かれているのは当たり前かも知れませんが、回りがコンクリートの壁になっているのが分かりにくくしているのでしょう。

だいぶ風化も進んで分からなくなっている庚申塔です。光背形で、邪鬼を踏みつけ、右手に矛をもつ六臂像の青面金剛像が彫られたものであることは分かりますが、二鶏や三猿については分かりません。
向かって左上に年号などが掘られていることが多いのですが、これは向かって右側面に文字が刻まれています。

文字がつぶれて非常に分かりにくいのですが、上の方に「明和三丙戌」という文字がどうにか読み取れます。1766(明和 3)年の建立なのでしょう。

向かって左側の側面にも文字が刻まれています。比較的文字がはっきりしているように思えるのですが、コンクリートの壁との間が狭くて全部を写し取ることが難しかったです。「これより左中村」というのは読めますね。今の環八のところから移されたものかも知れません。
話によると、ここから北の川越街道にむかってはいくつかの庚申塔が残されているようなので、次の機会に探しに行こうと思います。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。