
道標を兼ねた庚申塔(練馬区北町8丁目37)
今回もひさびさの庚申塔の紹介です。ここは川越街道沿いで人通りが多く、何度が横を通った気がするのですが、気がついていなかった気がします。場所は東京メトロ有楽町線・副都心線の地下鉄赤塚の駅の出口の目の前です。

この庚申塔はこれまで紹介した青面金剛像ではなく、タイトルにあるように道標を兼ねた庚申塔とちょっと珍しいものだと思います。
横から見るとかなり薄い石版です。ちなみに奥に見えている道路が川越街道です。
撮ったのが夕方で夕日が当たっているので見にくいと思いますが、背面にうっすら文字が見えます。「明治十四年二月」と記されていて、かなり新しい庚申塔であることがわかります。
庚申塔は昔の街道の分岐点に立っているため、道標になっています。上の写真は向かって右側ですが、「右川こ江」と川越街道であることを示しています。また左側には「左り ところ沢」と記されており、所沢方面への所沢道への分岐であることが記されています。
新しい庚申塔はいったいいつ頃まであるのか、興味深いところです。
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