
青面金剛神像庚申塔(練馬区栄町46)
西武有楽町線の新桜台駅と西武池袋線の江古田駅との間にある江古田ゆうゆうロードという商店街の真ん中に青面金剛神像庚申塔があったので見てきました。

横にはちゃんと庚申塚(塔)についての説明板が立っています。

この庚申塔は青面金剛神になっています。

一面六臂で、上には月と日と鶏が配置されています。左手上には三叉戟、下には弓、右手上には何か棒状のもの、下には矢を持っており、残りは合掌しています。

青面金剛神は邪鬼を踏みつけ、その下に三猿が配置されているのは基本的なものと同じようです。
祠があるので見にくいのですが、向かって右側には、「下練馬村内」の文字が写っていますね。

この続きも含めると「下練馬村内羽根沢講中廿四人」というのが読み取れます。羽根沢地域の講のものだったんですね。また向かって左側をみると…

「明和二 乙酉」の文字が見えますね。この続きを含めると、「明和二 乙酉 年十月十八日」と記されているので、1765(明和 2)年と江戸時代中期のものであることが分かります。文字の彫りとかがかなり鮮明なので、保存状態がかなり良い庚申塔ではないでしょうか。
この庚申塔は商店街の真ん中にあるのですが、この商店街には「庚申の日」夕市というのがあるそうです。庚申の日が商店街のイベントになるくらい地域密着なのには驚きました。
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