
愛宕の自然石の庚申塔 (港区愛宕1-5-3)
港区の東京タワーの程近くにある愛宕神社の拝殿から右に降りていく参道の途中に庚申塔がありました。

暗いところで、単なる石造物があることしかわからず、最初は本当にここであっているのかと思ったほどでした。

木の奥に、三角形の自然石があります。

しっかりと「庚申」の文字が刻まれています。

石の左隅に文字が刻まれています。「天保十己亥三月二十日」と読めますね。「保」の字が少し潰れていて読みにくく、にんべんが「千」に見えてしまいますが、「呆」の上の部分は読み取れるので、天保10(1839)年と江戸時代後期のものだと思われます。ただ、この庚申塔がどこのもので、誰が建てたのかが記されていないのが残念ですね。
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